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中野裕弓
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暑中お見舞い申し上げます。

7月のグリーティングがすっかり遅くなりました。 外国旅行中かと思われた方もあるようですが、日本中を飛び回っておりました。

7月7日は七夕さまでした。 思い出しますね。
笹のはさ〜らさら〜
短冊に願い事を書いて笹の葉につけたのを・・・ その日、私は能登半島におりました。 お昼に短冊に「世界が一日も早く平和になりますように」と書きました。そしてその日、わたしの第二の故郷のロンドンで大変な惨事が起きたことをそのあとで知りました。 人間はなんと学びが遅いのでしょう。 テロはもぐらたたきです。 ひとつ潰してもまたどこかで起こります。 テロを撲滅するのではなく、テロという概念を持つ必要のない環境を作ることが必要なのだと思います。

「100人の村」のメッセージには
・・・このように縮小された全体図から私たちの世界を見るなら
相手をあるがままに受け入れること
自分と違う人を理解すること そして
そういう事実(世の中は多様性に満ちているということ)を知るための教育がいかに必要かは火を見るより明らかです。

こうあります。 原文ではAcceptance(受容)、Understanding(理解)、Education(教育)とあっさり書いてありましたが、この3つのことはテロという概念をもつ必要のない環境づくりに欠かせません。

まず、世界の人々、国々が他の人の行動、言動を自分の尺度に照らし合わせて裁くのではなく、まずそのまま、あるがままに受け入れてみる、(人の言動を裁く行為は心を老化させます)

そして、なぜそういう行動をとらざるを得ないのかという相手の事情、心情を少しでも理解しようと歩み寄ってみる、(わたしがその人と同じ事情、心情だったら、同じ事をしないといいきれるでしょうか)

そのためには、幼い頃から「わたしたちは同じ宇宙船地球号の乗組員」という概念の教育が大切。生まれて死ぬのは人間みな同じ。 でもその途中いろいろ違いがあり、個性があるからこそひとりひとりの人生が際立つのです。多様性はパワーの源、協調性とあいまって調和を生みだします。(皆同じ考え、皆同じ状態では飽きてしまいますよ)

七夕の夜、能登の羽昨(はくい)という小さな町のUFO博物館で有名なコスモホールで800人近い人々が集い大きなイベントがありました。 それは能登の友人が主催する”能登ラブレジェンド”という催しでした。能登には男神女神の逢瀬伝説が沢山残っています。 それを再び思い起こし、出会いに感謝し、地球が幸せに包まれますようにという趣旨です。 ゲストの歌姫ミネハハさんの美しい調べ、特に「天地をつなぐ物語」は圧巻でした。 まさに天と地を結ぶ物語で作詞はわたしの大好きな心友、日木流奈さんです。天が地におりてくる、つまり地上が天国のようになることがとても自然にイメージできました。 流奈君いわく、”真理は物語と して伝えると抵抗なく受け入れられやすい”と。

私がコーディネーターをさせていただいたパネルトークには作詞家の湯川れい子さんをはじめ詩人、画家、写真家がそれぞれの思いを語りました。 わたしは自立した人同士は協調性が高いと思っていますが、その会もそうでした。舞台監督、主催者、ボランティアさん、出演者、お客様が一期一会でその場で集い、その場で心を一つにして想いを練って一つの舞台を作り上げていく。流れには無駄がなく、いい緊張感を保ちながらそれでいて肩に力が入りすぎず本当に楽しい会でした。

 そこにはお互いの相手に対する信頼がありました。 旧知の仲ではなく、今あった人ともオープンマインドであっという間に繋がれることは本当に”出会い”の素晴らしさです。 そのメンバーに加え、東京から参加したさまざまなジャンルの方々は、翌日、空港に向かう途中、能登島の海辺で無邪気にピクニックを楽しみました。オープンマインドになると心もほぐれて子どもたちのように無邪気になるのですね。

イギリスで開かれたG8の集まりもお互い心のバリアをとって、心一つにして世界を考える好機にできたなら世界の平和はそう遠くないはずだと思うのです。 ここでまたテロという一つの悲しいハードルができましたが、乗り越えられないことは世の中に起きない、とわたしは信じています。世の中は確実に地上の天国の方向へ進んでいると信じます。

G8開催に際し、テレビでちょっとだけあるメッセージが流れました。「ほっとけない、世界のまずしさ」というキャンペーンです。今、世界中にこの輪がひろがっています。 手首に簡単な白いゴムのバンド(ホワイトバンド)をし、世界のリーダーたちに世界の貧困に対して言葉ではなく、アクションを!と呼びかけたのです。 私のところへも一つ300円のホワイトバンドが友人から届きました。(ホワイトバンドプロジェクト事務局 03−6825−3205)これをつけて、テロではなく、世界の貧しい人々、子どもたちにライフラインである食料をどうにか届けるためのアクションを広げていきたいと思います。 皆さんも参加しませんか。 売り上げの一部が確実に子どもたちへの食料となり、一日でも長く生きることができるのです。 ほんと、ほっとけない!世界の事実です。

暑さの折、どうぞご自愛の上、安全に楽しい日々をお過ごしください。
裕弓
 
小田原城にて
 
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