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中野裕弓
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みなさま、お元気ですか。2005年ももうあと少しになりましたね。
先月、わたしは初秋のブダペストに行ってきました。20代に通算9年もロンドンに住み、ヨーロッパも何度も往復しましたが、ハンガリーは初めてでした。“美しく青きドナウ川”をはさんで西側のブダと東のペストが合体してブダペスト。ブダの丘からドナウ川を見下ろす景色が世界遺産になっています。

また、あちこちに温泉が沸いているというのも親しみを感じました。日本の露天風呂とはかなり違いますが、リラクゼーションや健康増進に水着着用の温泉を楽しむ文化がありました。町は彫刻の美しい石造りの建造物がいっぱい。わたしの大好きなアールデコ調の世紀末建築が見事でした。何しろ地震のない国だそうで、石造りの建物は100年どころかそれ以上もびくともしません。内装だけはモダンになっても外観は昔のまま、町全体は落ち着いた雰囲気でした。また長年の社会主義から開放され、民主化を推し進めている最中で町の通りも中央市場も静かな活気を感じました。

今、その時撮ってきた写真を懐かしく眺めています。でもなぜかほんの3週間前とは思えないくらいずっと昔のことのように思うのです。ブダペストに行く直前も、旅の最中も、帰ってきてからも特記すべきこと、出来事がほんとにたくさん!ゆっくり思い出に浸っている時間がないのに気づきました。それってわたしだけでしょうか? みなさん、月日のたつのがこのところ以前よりかなり加速しているという気はしませんか?

昨年、ドッグイヤーの話をあちこちでしていました。(犬は一年に7歳としをとることから、1年が七年分くらい密度が濃くなっているという意味)最近は7年じゃ間に合わない気がします。1ヶ月が1年分くらいという感覚でしょうか。それだけ身の回り、世界には様々なことが目白押しで、変化も大きく、情報量もそれにつれて増大しているのです。インターネットのキーボードの先に世界がリアルタイムで動いているのですものね。考えてみればそれらをしっかりこなして毎日過ごしているわたしたちってすごいと思いませんか。でも身体をいたわることも今までの7倍くらい必要かもしれません。

活動をプランし、行動を起こすとき、同時に休息や蘇生のメニューも考えておく必要がありますね。わたしも温泉、岩盤浴、鍼灸、マッサージなどには手を抜かないでいます。従来のリラクゼーション・リフレッシュプランに加えて、最近はデトックスといわれるすでに身体に蓄積された毒や、不要物を取り去るということも注目されています。いつまでも“身体の無理がきくこと”を誇るのではなく、“身体を大切に取り扱うこと”、身体のメンテナンスを考えて終わりまでいい状態で人生を楽しむことの重要性に気づいて方向転換するひとが増えてきましたね。とはいえ、身体にいいもの、いいことだけに固執してしまうと、それがこだわりになり、精神的な老化が進んでしまうのでその辺のバランスが重要だと思います。そういえば以前、比叡山の高僧、酒井あじゃりさまにご本人に若さ、若々しさの秘訣をお尋ねしたことがありますが、ひとこと「こだわらないこと!」でした。こだわり防止のサプリメントを探しに行こうかしら(笑)

ブダペスト旅行中、案内をしてくれたクリスティンに聞いた話ですが、ハンガリー人の先祖と日本人の先祖はユーラシア大陸でルーツを同じくしていたかもという説があるそうです。東に旅して日本にたどり着き、西に旅してハンガリーあたりに落ち着いたのでしょうか。そうかもしれないと思えるくらい違和感のない旅でした。 世界はひとつ、人々も皆つながっているのですから表面的な争いごとを乗り越える術を身につけて、これからもずっとずっと美しい世界遺産を皆でめで続けることができますようにとブダの丘で祈りました。

裕弓

 
世界遺産のドナウの眺め
世界遺産のドナウの眺め。クリスティンさんの左側は王宮、後方はくさり橋。

 

ブダペストでは “ブダペストクラブ”を訪れ、またアーヴィンラズロ博士にお会いしたのも旅のハイライトでした。(博士は世界賢人会議と訳されるブダペストクラブを主宰されていて11月12日(土)東京国際フォーラムで「新しい文明を築く」というフォーラム招かれて訪日されます。基調講演はミハイル・ゴルバチョフ氏、主催は五井平和財団(詳細Tel03−3265−2071)渡辺貞夫さんのコンサートも。
 
 
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