気がついたら10月になりました。この間までのムッとする暑さ、冷房との温度差の調整の大変さなど私の身体はもう忘れかけています。のどもと過ぎればなんとか・・・ですね。涼しくなった気候に身体は気持ちよく順応し、紅葉の美しい景色を待ち望んでいます。
でも世界は温暖化現象の影響なのか確実に気候がおかしくなっていますね。ハリケーンなど天災が起こるたびに、わたしは人間の非力を再認識し、私たちが世界を牛耳っているという傲慢さが是正されるチャンスだと思うのです。そして個人同士の助け合い、分かち合いを実践するチャンスでもあります。12月にいつものようにワシントンDCに出かけてきます。また古巣の世銀で講演する機会を友人たちが企画してくれているようですので、この問題もいろいろ語り合ってくるつもりです。2000年の9月、先進国の温室効果ガス排出量について、法的拘束力のある数値目標を各国毎に設定した京都議定書に対して、アメリカなどの国々が賛同しませんでしたね。自国の事情、当事者の利権など、世界中の国々が自分たちのことだけ考えているうちに世界全体がおかしな状態になっていくのは困ります。
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こんなたとえ話を思い出しました。
ある大型豪華客船で、新人水兵さんが朝一番に甲板にデッキチェアを並べる仕事をしていました。できるだけすみやかに並べ終わるように水兵さんたちはいろいろ試行錯誤しています。メンバーが一つのチームで動いてみたり、右舷から先に、前方から順番に、チームに分かれて競争しながら・・・いろんなやり方を試して一生懸命です。リーダーはストップウオッチをもって、毎日少しでも早く仕事が済むようにチームを激励しています。その人たちにとっては、朝一番の甲板でのデッキチェア並べは大きなプロジェクトで、頭の中はそのことでいっぱい。その時です。それまでは甲板を撮っていた映像がぐぐっと引いて、海上を航行する客船の全体の映像が写りました。その船の名前が見えます。
それは・・・
タイタニック!この船の最重要課題はデッキチェアをすばやく並べ終わることではなく、このままでは氷山にぶつかってしまう航路を今ただちに変えることなのです。小事に心を奪われているうちに大事を見逃してしまったら大変。誰かが立ち上がって叫ぶ必要があります。「航路変更を!急いで!」と。私たちの日常生活も同じ。目先のことにとらわれてしまうと、優先順位がわからなくなったり、進むべき方向を見誤ることがありますから、時々航路変更!と心の中で確認が必要ですね。
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人類の航路変更を説いている方にアーウィン・ラズロ博士がいらっしゃいます。ラズロ博士は、1932年ハンガリー・ブダペスト生まれで、若いときから天才ピアニストとして活躍されるかたわら、物理学と哲学を学び、システム科学にも精通した未来学者。1993年には、ハンガリー・ブダペストに本部をもつ“ブダペストクラブ”(世界賢人会議)を設立し未来への提言を行っておられます。そのクラブには科学者、芸術家、宗教家などからなる人類の航路変更を担う方々が所属しています。ダライラマもそのお一人です。
博士の講演を聞いたある方が以下のようにまとめてくれていてとてもわかりやすかったです。
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★「個人と個人、人間と自然が別個に存在しているのではなく、すべてがつながっている」、
★「人類が共に皆で大きなものに帰属しているという意識が重要」
★「大きな命の一部分として生きる」(まさにガイアの考え方!)
★「家族や自然、あるいは時空を超えた過去や未来とのつながりを意識すれば人間は行動を変えるべき」などなど。わたしも全く同感です。
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実はわたしは能登に住む友人と二人で今月初旬に博士にお会いするためにハンガリーのブダペストに出かけてきます。春に東京のホテルで昼食をご一緒してからの久しぶりの再会で、どんなお話が伺えるかとても楽しみです。帰国したらまた様子をご報告しますね。初めてのブダペストにワクワク。ドナウ川をはさんでブダとペストという町が合体してできていて、なんと温泉が有名だそうです。温泉めぐり、ドナウ川クルーズなど初秋のヨーロッパを満喫してきましょう。
そういえば、9月13日号の「女性自身」誌に4ページも記事が掲載された効果もあって、近著の「ちょいスピ」が増刷されて3刷になりました。ありがとうございます!
紅葉とお月見の秋を愉しみましょう。
(わたしは満月の日には塩風呂も楽しみ! ちょいスピ#11)
裕弓
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