|
|
| ■今月(2004年9月)のご挨拶 |
| >>最新の挨拶に戻る |
|
| |
「自分の中の枠を越える」
みなさま、残暑お見舞いを申し上げます。
夏休みは充分にリフレッシュされましたでしょうか? 台風や水害など、予期せぬ災害もたくさんありましたね。 被害にあわれた方々に心よりお見舞い申し上げます。 でも最近の世界の気候、なんだかおかしいとはおもいませんか。
そして8月19日、わたしは「世界の意識の化学変化の日」と勝手に名づけていましたがその日はいかがお過ごしでしたが? 何かよい変化を感じられましたか?
わたしは先月お話したように、その前後はアメリカの San Diego に行っておりました。 西海岸のSan Diegoはアメリカでも5,6番目に大きな町だとか・・・ わたしは初めて訪れましたが、空港に降り立ったとき「あっ、ここ好き!」と思ってしまいました。 大きな軍港がある町で、空港も港のすぐそば、太陽の下は暑いのですが湿気があまりなくからっとしていてとても気分が良かったです。 到着した翌日だけはフリータイムでしたので、サンディエゴ動物園に行きちょうど1歳を迎えたパンダやゴリラや白熊に会ってきました。 久しぶりの動物園でしたが、動物園では動物だけでなく、マンウォッチングも面白いですね。 夏休みで子ども連れの家族を多く見かけました。 人々の姿、かたち、ファッションもいろいろ、家族の形態もさまざま、でもどの子どもたちも伸び伸びと育ってまわりの大人にとっても大切にされているという感じがしました。 どの家族連れをみても”家族”がしっかり機能しているという感じで新鮮でしたが、こんなにもファミリーを大切にする風潮のアメリカが、一方で家族を破壊する戦争を仕掛けているという現実に矛盾を感じざるを得ません。 今年の秋の選挙の動向が大変興味深いです。
さて、翌日の19日よりお目当ての研修が始まりました。研修の題名はなんとも“Money & You” まさにお金とあなた!です。 これはもう20年以上も続いている研修プログラムだというのに、私にとっては絶妙のタイミングではなかったようで、今年の1月に初めて耳にするまで全く知りませんでした。 紹介者からの話によれば、いろいろすごいらしいけれどいったいどこがどうすごいのだろう、と興味津々だったのは参加者40名みな同じでした。海外からの参加は私一人、あとはみんなアメリカ人で、朝9時から始まる研修は夜の11時まで! それも4日間も続きますから時差ぼけなんていっていられません。 3日目の研修が終わったのはなんと夜中の3時でした。 私の場合、瞑想が時差調整にとても役に立つので助かりましたがほんとにハードなスケジュール! そしてハードなのはスケジュールのみならず研修内容の理論面、心理面でもかなりなものでした。
このコースはアメリカ人、バックミンスター・フラーの教えが根本にあります。彼は1983年に88歳でなくなりましたが、世界のリーダーの一人として、ビジネスマン、発明者、建築家そして教師と、いくつもの顔を持ち、その教えは今もなお世界中の多くの人たちの中に受け継がれています。 わたしは今まで名前は聞いたことがあるものの、彼の偉業については知りませんでした。
ここに彼の言葉を引用してみます。
「世界の歴史上初めて、今までの生活とは違った高い基準に基づいてすべての人が生きることが可能になった。
10年ほど前完成した“小さな力で大きな結果をもたらす”技術がそれを可能にしてくれるようになったのである。
地球上のすべての人は誰でもみな、永久的な成功を収める選択肢を手に入れたのである」 R. Buchminster Fuller
彼の哲学によれば世界の人は誰もお互いの富や権利を奪い合うことなく、お互い分かち合うことによりみなが共存共栄という平和な世の中を構築できる術をすでに手に入れているというのです。 嬉しくなりますね。
とはいえ、研修中、その境地に達するまでの過程はいくつもの感情、体力、気力のアップダウンを経験します。感情を表に出すのが得意な人たちも多く、時間を経るごとに各グループのエネルギー、ダイナミックスはすごい展開になっていきます。海外の生活からしばらく遠ざかっていた私にはアメリカ人たちのそのパワーとペースに慣れるまでは戸惑い、大変な思いもしました。 でもそう思っていたのは私だけではなかったようで、いつの間にか姿を消してしまった参加者もいましたっけ(笑)。 場所はホテルですから、研修室を一歩出るとそこはリゾート、プールサイドに人が思い思いに太陽とホリデーを楽しんでいます。でも滞在中、残念ながら私たちには泳ぐ余裕などありませんでした。
研修には講義だけではなく、実際に参加するお金に関わるゲームがたくさんありました。 「これは単なるゲーム」と軽い気持ちで望んだ数々のゲームは実は日ごろの自分の人生に対する態度、考え方がつぶさに反映するということに気づかされます。 いろいろな場面で自分の日ごろのパターンが浮き彫りになってきますが、その日ごろのパターンの枠をはずして自分をもっと広い舞台に押し上げる、それがこの研修の目的のひとつなのです。 Think out of the Box (箱の中から飛び出して考えよう) ゲームを通して素の自分と向かい合い気づくこと、それはただ講義を聴くよりずっとパワフルな気づきでした。 この研修では始めのうちは、どうやったらミリオネア・メンタリティー(大金持ちの考え方)を身につけられるのかを学習していたはずなのに、日がたつにつれて、そこから本当の豊かさとは何か、真剣にこの世界を良くしていくにはどうしたらよいのか、地球の一員としてどう関わって、どう責任を取っていくことができるのか・・・そこまで考えを広げざるを得なくなっていくのですね。 共存共栄ということが絵空事ではないこと、それと同時にそこに至るまでに通らなければならない道には現実の厳しさ、混沌、混乱があることが見えてきます。 研修の途中は本当にいろいろ大変な思いもしましたが(そのうち講演会でお話しましょう)、最後には部分が合体されてモザイク画が完成するとそこはまさに希望の2文字が浮き出ているかのようでした。
このような大きなスケールで繋がっているネットワークはすでに世界45カ国に広がっているそうです。 アメリカだけでなく、マレーシア、シンガポール、中国、台湾などアジアの各地でこの研修が実施されているそうですが、なぜか日本にはまだありません。 日本からの参加者もあまり多くはないということ。 どうにかしたいものです。 研修内容もさながら、同じ体験を共有した同じ想いの人たちと国境を越えてひとつのネットワークを結ぶことはこれからとても大切なことだと思いました。
それにしても、このような世界をひとつにしようと深遠な取り組みをする一方で、世界を分断しようとする動きをするアメリカという国を改めて考えてしまいました。 サンディエゴの後に行ったポートランドでは「これからの世界を大きく進化させるために、日本が大きな役割を担っていると思う」と話してくれたアメリカ人がいました。 わたしも同感です。 他人に責任転嫁せず、自分のできることは自分から始めようと思ったアメリカの旅でした。
それにしても、すべては絶妙なタイミング!なのです。
アメリカに行く直前に、新しいガイア・カードが仕上がりました。 見本をアメリカに持っていったのですが、そのガイア・カードを作るにあたってガイア(一個の生命体としてみた地球のこと)と個人の関係についていろいろ考えていたことが、この研修の縦糸だったことに気づきました。 ガイアを意識すると個人の毎日の平凡な生活も違って見えてくるものです。 このHPでも少し前からご紹介していますが画の美しいガイア・カード、ぜひ手にとって見てください。 ”箱から出て考える”きっかけになるかもしれません。
|
| Romi |
|
|
| [2005年1月・2月・3月・4月・5月・6月・7月・8月・9月・10月] |
| [ 2004年1月・2月・3月・4月・5月・6月・7月・8月・9月・10月・11月・12月] |
|
|