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| ■今月(2004年2月)のご挨拶 |
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1月中旬にオレゴン州ポートランドに出かけました。
カナダのバンクーバーを 経由して、13時間ほどで到着したオレゴンの州都ポートランドは1月にしては
温暖な気候で、たくさん用意していったホカロンの出番 もありませんでした。それにしても晴れた日の日中はコートなしどころかTシャツで闊歩する人たちもいて驚きました。ポートランドはバラの街として有名です。今はバラのシーズンではありませんが、高速道路から見えるあちこちのオフィスビルの側面にまるで一輪挿しに生けたようなバラが描かれていたのが印象的でした。
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30年来の友人が住んでいるこの地は、ワシントンDCに住んでいた頃も毎年訪れていた懐かしいところですが、今回は今までとは一味違う旅、新しい人との出会 いもあり、仕事の展開も生まれました。
今回の旅は、その全てがシンクロニシティ(共時性、つまり”意味のある偶然”に見える出来事)連続だったのです。一見それぞれが無関係に見えるような出来
事も、少し引いて眺めてみる習慣を持つと、まるでよくできたミステリー小説を読んでいるようです。ここのこのひとこまが翌日の”予期せぬ出来事”を引き寄せ、あの一言がこの日のこの瞬間につながり、数年前の出会いが実は月日を経て
この日の出会いに重なり・・・いわゆる伏線や布石のたくさん詰まった謎解きの旅のようでした。思えば日本の日常でも同じようにシンクロニシティがたくさん起こっているのですが、舞台が旅先だと、全て新鮮な目で眺めるのでそれを見つ
けるのがうまくなるのでしょうね。そしてそれは単発ではなく、必ず連鎖していること、数珠繋ぎということもわかってきます。『世の中には偶然の出来事はない』と思っている人たちにとってはこの共時性は珍しくない現象でしょう。あっ、これってシンクロニシティ!と気づいたら芋づる式に次々と面白い展開につながっていくことがわかってますます人生が興味深くなるかもしれませんね。
さて、新しい人々との出会いとは、ポートランドで出版社を経営しているご夫 妻、シンシアとリチャードでした。シンクロニシティの数珠繋ぎの先に、それも 帰国の2日前にこういう出会いが待っていたとは嬉しい驚きでした。2時間に もわたるミーティングでは仕事のお話だけでなく大変面白い話を伺い、世界の動 きも知ることができました。わたしはアメリカから帰った6年前、日本では心 の世界に興味を持つ人が2つに分かれてきていると感じました。いわゆる精神世 界に主に活路を求める人たちと、あくまでもこの現実にしっかり根を張りなが ら、心の世界の理解を広げていくという人たちです。アメリカも同じようで、前者は人口にすると500万人、そしてこのところ急速に増えてきた後者はその 10倍の人口に広がっているというのです。面白い数字です。また現実の世界で もそれぞれの分野でしっかり活躍しているこういう人々はCultural Creatives (文化を創造する人々)と呼ばれているそうです。この出版社はもちろんこれ らのカルチャル・クリエイティブスに向けてのメッセージを発信しています。最 近刊行した本にはニューヨークの弁護士が、直感を使って心の世界を書いた本も ありました。精神世界が特殊な世界ではなく、日常にちゃんとすりあってきていることを確認しました。わたしもこのカルチャル・クリエイティブスのひとりと して、世界中に広がる彼らとつながって世の中に幸せな変革をもたらして生きた いと思いました。
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シンシアとリチャードは定期的に仲間と集い「最近起きたシンクロニシティ」と
いうテーマでゆっくり語り合う時間を持っているそうです。わたしは心友の仲間
たちと毎月一回、ウィズダム・サークルというこころの本音で語り合う場を持っ
て2年近くになります。お互いが感じたり体験したことを、語り合い、心を傾け
て聴きあうというのはとてもリッチな体験だといつも感じます。そしてそうい
う心友を持つことがこの時代いかに大切かも痛感します。この次はシンシアたち
のように、「シンクロを探せ」というテーマで語らってみようと思いました。皆
さんも心の奥を語り合うネットワークを始めてみるのはいかがでしょうか。
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中野裕弓
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