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  皆さまから寄せられた質問やお悩みにお答えしてきた内容を、ケーススタディ(事例研究)として
  一部ご紹介します。
 
 
就職サイトに掲載したケーススタディ
 
Q1 :: どうしたら家庭も・・・
Q2 好きな事と働く環境
Q3 年齢制限の壁って・・・
Q4 卒業後、早くも無職に・・・
Q5 いつも頑張っていたいのですが・・・
Q6 本当に自分がしたい仕事とは
Q7 人間関係と転職時期
Q8 やりたい事を明確にするにはどうしたらいいでしょうか
Q9 楽しくできる仕事とは
Q10 仕事と結婚
Q11 仲直りしたいけど・・・
Q12 転職の決心について
Q13 辞めるか辞めないか
Q14 これからの自分
Q15 家族でやっているのですが・・・
Q16 フリーで働きたい
Q17 人間関係が難しい・・・
Q18 自分に向いている仕事って?
 
 ●どうしたら家庭も・・・・
この不況の中で沢山不安を抱えています。心の中に不安があるから、家庭の中でも特に妻との仲がギクシャクしています。家内も働くようになり家庭がバラバラになるのではないかと心配です。どうしたら家庭の絆が保てるでしょうか。(Mさん・東京都 46歳 技師)

貴方だけでなく皆 不安なのです。それぞれの不安の要素が違っても。その思いに取り込まれると、家庭も友人関係にも影響してきますね。そういう中でどれだけ希望と情熱の火を燃やし続ける事が出きるのかは皆が知りたい事。一番の元気の素は自分の中にあり、そして家庭、友人との繋がりとなるのですが、それを見逃し、何故か解決を外に求めてしまう事が多いのですね。こういう時だからこそ各人が自分にとって心良い事を探し、しっかり自分の心や気持ちを満たす事が大切です。例えばゆっくりバスタイム、犬の散歩、美味しいコーヒータイム、好きな音楽を聴くとか・・・。心の不安はそれ自体に焦点を合わせるのではなく、一見全く関係の無い小さな楽しみ方を日々の生活の中で自分に体験させてあげる事でだんだん心が落ち着き、冷静な判断や直感も冴えて来るでしょう。又 人と自分を比べない、他人と闘わないという心構えも大切です。不安をそそる社会ニュースは聞き流すこと。他社のリストラをまるで自分の事のようにうろたえて聞いては心は元気でいられません。働き始める奥様との関係は共に過ごす時間の量ではなく、質が大事。思いやりと労いの言葉はケチらないで。貴方が小さな楽しみを喜べるようになると、それは周りにも広がりますよ。
 
 ●好きな事と働く環境
現在金融機関の翻訳をしながら通訳の勉強も進めています。金融は一番好きな事ではないのですが、開放的な雰囲気で待遇も良いので(派遣)満足しています。私の好きな事は、映画・演劇です。以前英国に演技の勉強をしに行きました。演劇関係の仕事にも就きましたが、待遇や環境が悪く身体をこわして辞めてしまいました。自分の好きな分野で仕事をし、かつ以前の会社のような極端な環境の変化にならないようにするにはどうすれば良いでしょう?好きな事は厳しい環境で、好きでない分野の仕事は安定している、というのが現在の自分の状況です。中野さんに違うアプローチを教えて頂きたいと思います。(Yさん・東京都 40歳 翻訳)

お金や仕事の待遇は大切。でもその為だけの仕事には情熱が沸かないのも当然。先日、戸田奈津子さん(洋画の翻訳家)のトークをTVで見ました。30年前は映画の翻訳者は狭き門、特に女性に対しては門戸は閉ざされていた。でも心からやりたいと思う事に情熱を持ち続け、常にチャンスを逃がさず、目の前の事を一つ一つこなして行った(映画の通訳の仕事からチャンスが・・・)そんなお話でした。今のYさんは「背に腹を変えて」好きな映画,演劇の道を持っているにも関わらず、待遇の良い全く別のジャンルのお仕事に身をおいていらっしゃるのですね。それではフラストレーションや将来の不安があることでしょう。貴方の選択肢は2つ。

1.仕事は経済安定の為と割り切り、勤務時間外の自分の活動への資金源と考える。

2.1日8時間を本来の夢とかけ離れた事に費やすのは効率が悪いので、事務職というスキルを持ち業界を変えてみる。

例えば映画会社や演劇関係、広報関係などなど。そこで得意のオフィス・スキルを活かして安定するお給料を確保。でもその仕事環境には自分の興味ある話題や、情報、人脈、チャンスがあるはず。そこで情熱を燃やし続け進みたい分野を見極め、準備を万端に機が熟すのを待つ。いかがですか?他人が「今さら無理よ」「そんな理想的な職場はありっこない」という声には耳を傾けないように。
 
 ●年齢制限の壁って・・・
雇用問題でいつも思う事があります。タイトルにも記しましたが、「18歳以上3×歳」まで、又は「昭和6×年以降にお生まれになった方」といった年齢制限についてです。後者の年齢制限表記法は、公務員関係の仕事やマスコミ関係に多く見受けられ、この表記自体がすでに雇用の門(機会)を狭くしていると言って良いかと思います。国が進める雇用の拡大策を国やマスコミが潰すのか、何か釈然としません。又 前者の表記法についてもせめて「年齢不問」とうたってくれないものかと思います。これらの表記で就職しづらくなっている人もいるというのに・・・ちなみに私の叔父は69歳で年金も貰えず就職も出来ずにいて大変困っています。どこか適切な相談場所があったら教えて下さい。せめて面接だけでも受けさせてあげたいのです。(Kさん・埼玉県 40歳 SE)

お気持ちよくわかります。英国、米国で仕事をしていた事がありますが、あちらでは募集に対して年齢どころか性別も制限しませんし、求職の履歴書に写真も付けません。差別の原因になるからです。雇用はその人の年齢や性別ではなく、能力本位という訳です。勿論、年功序列的な考え方もないのでまさに自分の実力次第なのです。でもそれはそれでなかなか厳しいもので一度入社したら定年まで安心という従来の日本的な考え方の対極にあります。日本でも今や、終身雇用が過去のものに変わりつつありますね。会社人間ではなく、一人の仕事人としてキャリアをつんで行く事になるのでしょう。とは言え、現実を見てみると、年齢の壁はやはり厚いのが現状。ハローワークで仕事を斡旋してもらう方法の他に、自分で体当たりという事も考えてみませんか。個人のネットワークを駆使して人物本位で見てもらえる人に巡り合えたら、年齢云々は問題ではなくなります。実年齢は若くても、考え方の固まった動きの鈍い人もいれば、年齢に関係なくやる気と経験と柔軟性を持ち合わせた人も沢山いると思います。要は、自分を書類を通してではなく、人同士として見てくれるそういう場を増やす事から再び社会に関われる仕事口が見つかる場合もありますから。希望を捨てず、自分の納得する仕事を探しましょう。それにはいつまでもいままでの仕事と生活のスタンダードに固執することなく、柔軟な姿勢で向かってください。
 
 ●卒業後、早くも無職に・・
大学在学中、IT関連に興味があり資格を取り付け 就職活動をして来ました。そして希望のSEになったのですが、情けないことに、入社してからは自分には能力的について行けない事に気付きました。大学中はSEしか目に入っていなかった為、またゼロから始める事となりました。ですが他に何をやりたいのか?という事が無職期間が長くなるにつれてわからなくなっています。スキルのある中途採用というわけではないのでワガママは言えないのですが、次をきちんと考えないまま再就職すれば以前と同じ事になってしまいます。気持ちだけが焦り、何を中心に考えれば良いのか解らなくなっています。アドバイスをお願いします。(Kさん・千葉県 23歳 無職)

自分の将来の軌道修正が早い、というのも若さの特権ですよ。まだ社会にデビューしたばかり、この先30歳位まではゆったり構えて、人生設計、キャリアプランニングしても良いと思います。大学で学んだ事や取得したITの資格は、長い将来必ずあなたをサポートしてくれるでしょう。焦らないで。SEとしてスペシャリストの道を歩む事は向いていなかったのかもしれませんが、組織ではあなたのITの知識はどの分野でも重宝されるでしょう。最初の就職では“出来ること”の延長に仕事を探した経験を活かし、今度は“したいこと”を中心に仕事を探してみて下さい。関わっているものが自分の興味のある分野ならどんな初歩的な仕事でも楽しくする方法を見つけられます。その業績であなたのITスキルはプラスアルファとなりきっと大切な自分の資産となるでしょう。
 
 ●いつも頑張っていたいのですが・・・
3年前に夫の転勤の為に退職しました。海外経験を活かす通訳、翻訳の仕事に就く為 まず知識を広げたいと思い、大学で勉強しています。ですが時折この年齢で大それた事を考えているような気分に襲われ、脱力感で一杯になります。前向きな平常心を保つにはどうすれば良いのでしょうか。(Nさん・神奈川県 37歳 学生)

女性は配偶者の転勤や転居にも動じない ポータブル・キャリア(持ち運び事由のキャリア)を持つ事を勧めます。あなたが選ばれた通訳、翻訳という仕事もポータブル・キャリアですね。私がイギリスにいた30年前は、英語が使えるという事だけで仕事になった時代があります。でもこれだけ世界が狭くなり、語学に堪能な人達、帰国子女が増えて来ると、語学だけでは足りません。語学で食べていくのにも、語学+他の専門性が必要になっています。あなたの専門性は何でしょううか?今までの社会での体験、経験も全部あなたの資産として専門性につなげる事が出来ます。海外経験がおありのようですから、異文化の中に暮らす知恵、歴史、洋画、趣味や好きな事との合体で語学とあなたらしい感性あふれる場を開拓して行くようにすれば、独自の世界が開けるでしょう。それには今から「自分らしい」専門性を見極め、そちらに対する造詣や国内外のネットワーク作りもいっしょにしてみてはいかがですか。そうすれば大学での勉強が終了する頃には色々な意味での次の飛躍への準備が出来上がるでしょう。人の歩いた道を後から追いかけるのではなく、あなたの道(ジャンル)を自分で切り開いて行くと考えるだけでワクワクしてきませんか。
 
 ●本当に自分がしたい仕事とは
今まで3回職を変えました。その度に「本当に自分がしたい事は?」と考えました。今回も岐路にあります。良きアドバイスをお願いします。(Tさん・東京都 33歳 アルバイト)

転職を繰り返す事は、飽きっぽい、まだ本当にやりたい事が見つかっていない不安定な状態(ピンチ)とも言えますが、それを“チャンス”ととらえるとどうなるでしょう。今までに3つの違う職の経験を積んだ、という事になりますね。さて、3つの前職からそれぞれ何が身についたのでしょう。始めの職場では、仲間とのチームワーク、次には難しい顧客との付き合い方、3つ目では新しいソフトを使う技術、などなど。その全てが今のあなたに欠かせない経験となってこれから活かしていけます。本当にやりたい事を早くから認識出来るラッキーな人もいますが、殆どが試行錯誤しながら前に進んでいるのです。私も30代半ばまでそうでした。でも過去の経験を全て繋げてみると自分の得意な分野、進みたい方向が少しずつ見えて来たのです。自分が何をしたいのかを探すバロメーターは何をしている時が嬉しいか、楽しいのか です。とにかく自分の心の中で心地よいと思える部分をじっくり見据えて、そのあたりを懐中電灯で照らしながら進みましょう。今は周りが真っ暗でも、その道は先に続いています。「本当にやりたい事が見つかった」と思った時、後ろを振り返ってみると、今の暗中模索の時期も実は大切だったと気づくでしょう。あまり考え込み過ぎず、フットワーク軽く歩き出して下さい。何も無駄はありませんから。
 
 ●人間関係と転職時期
私は現在メーカーでグラフィックデザインをしております。職場は3年サイクルで人の入れ替わりが激しい部署で、5年勤務している私が一番古株になってしまいました。次々に入社して来る女の子達は考え方から違うのか、どうもウマが合いません。今の上司は私が入社した頃とは違う上司で、自分が面接して採用した子達が可愛くて仕方ないといった感じです。そんな中、私は自分の存在理由が見つからなくなってしまいました。でも、そんな理由だけで転職に踏み切って良いのか悩んでいます。今の業務に不満はありません。他にやりたい事があるという訳でもありません。ただ一つ考えるのは、来年27歳です。女の27というと転職も難しいのではと懸念しています。後で後悔するのなら26歳のうちに思い切るべきなのでしょうか。(Mさん・東京都 26歳 デザイナー)

「今の業務に不満はありません」という事ですが、人間関係でかなりお疲れのようですね。古株は疎まれると思われがちです。が、それもその人の人に対する態度(ATTITUDE)次第です。後輩が将来こうなりたい と思えるような先輩になりませんか。あなたならどんな先輩だったら憧れますか。仕事もプライベートも充実させスマートに働いている先輩。経験を活かし色々教えてくれるけど先輩風を吹かせない人。上から物を言うのではなく、自分を理解し一緒にいて楽しい人 などなど・・・もし、自分が後輩だったら?逆の立場に立ってみると好ましい人物像が浮かび上がってきそうです。でもプロとして尊敬できる人というのは一番大事。又「他にやりたい事があるわけではありません」という事ですが、他にないから今の所にいる・・・というのでは残念。自分の良さを自分で認め、大切にし、自分で育てて行きましょう。ただ勤続年数が長いだけでは、これからの会社ではお荷物になってしまいます。目的を持ち毎日のルーティンワークの中でも自分の資質を伸ばしましょう。
 
 ●やりたい事を明確にするにはどうしたらいいでようか。
やりたい事が沢山あり、全部中途半端で終わっています。飽きっぽい性格というのもあると思うのですが、なかなか一つの事も集中してやる事が出来ず、成し遂げる事が出来ないのですが、どうしたら良いでしょうか。(Kさん・埼玉県 29歳 フリーター)

一つ一つをバラバラな体験として放っておかず、ビーズを繋ぎ合わせるごとく繋いでいってみて下さい。例え一つの仕事が短くてもそこで何か得るものがあったはず。少なくとも“その手の職種は苦手”と解ったのですから、その意味では前進だったわけです。環境を変える事で、人は気づかなかった自分の可能性の部分を刺激されているのです。要は、それをいかに自分の中でまとめ上げ自分の幅を広げていくか という事なのですね。気づいてみたら一個一個繋いでいたビーズがいつの間にか素敵なネックレスに仕上がっていたり、指輪になっていると考えると楽しみですね。それを夢見ながら、さて 次のビーズは何色にしましょうか。
 
 ●楽しくできる仕事とは
私は学校を卒業してからずっと経理の仕事をして来ました。税理士の資格もあったのですが、ある時から税務関係から全く興味がなくなり、又 諸々の事情もありその仕事を辞めました。これからは自分の好きな事をやって行こうと思いましたが、好きな事で生活して行ける程の実力はありません。年齢も年齢なので、やはり自分に出来る経理関係で仕事を見つけるしかないのかな、と思ったりしています。とにかく楽しい仕事をして生きたいと思っているのですが・・・何かアドバイスを頂けたらと思います。(Tさん・広島県 40歳 無職)

キャリア・チェンジは二段がまえで。前職を辞めた事と税務関係の仕事に興味がなくなった事を別に考えて見ましょう。その職場の人間関係や環境が自分にピンと来なくなると何だか仕事そのものも面白くなくなってしまう場合があります。でもあなたの経理、税務の経験はなかなかのものではありませんか。そしてそれがあなたの「ウリ」であり付加価値であり、武器ともなる大切なスキルなのです。まずはそのスキルを活かしてその道のプロとして売り込みましょう。仕事を求める先は“好きな業界”です。どんな業界も経理や総務や人事などはコアとなる部分ですから、きっと求めている人がいると思います。一見地味だけれど、いわゆる“潰しが利く”という職務ですね。さて、好きな業界に自分のスキルを活かして転職できたら、二段目のプラン-今度はその業界内でしっくり自分の目指す職種を見つけ少しずつそちらに乗り換えて行くのです。社内外の研修や自分に投資する学習等も加えながら。例えばあなたが数字ではなく人と関わる仕事に興味があるとすれば、自分の好きな業種の会社にまずは経理として入り、そして実際にやりたい人と関わる仕事に移るチャンスを待ちます。二段構えなら今までのキャリアも活かせるし、新しい事に自己投資する時間も節約できます。
 
 ●仕事と結婚
中野さんの本、講演会でお世話になり、現在「美しく発展途上中」な者です。この所、もやもやと悩んでいる事があります。既に自分の本音には気づいているのですが、それが本当に良い事なのか悩んでいます。私は翻訳をキャリアの軸として働いて行きたいと思っており、この春から学校にも通っています。現在はまだその仕事には就けていないのですが、今 翻訳勉強中の私でも雇ってくれる仕事を探しており、そこでとにかく経験をつけようとしているところです。そして私には東京にいる彼がいます。付き合って5年になり、お互いに結婚の意志も確認し、本当に良いお付き合いをしているのですが、そこで迷っています。仕事のチャンスを考えてみても、断然東京の方が多い。そして自分の本音としては、彼のそばにいたい。彼も「いつでも来て」と言ってくれています。でも今の二人にはきちんと結婚出来る資金がありません。今 東京に行くと、彼の家に居候し、いわゆる同棲という形になるのです。そんな事は、周りの目を気にした建て前なのかな、と思ったり、でも結局自立出来ないまま、自分の家族と離れ、地元の友達とも離れ、彼の家に居候するのは少し不安です。どうしたら良いでしょうか。・・・と書きながら、少し答えが見えて気がします。・・・やはり不安です。    (Rさん・大阪府 24歳 派遣社員)

仕事とプライベートの選択と、どれも一緒に考えると こんがらがってきますね。私は良い人間関係を築くことは何よりも大切な事と思います。でも同時に、安易に相手に依存する気持ちで行動するなら、例えそれが 仕事上有利という大義名分があったとしても、あなたの心の座りが悪いのではないでしょうか。まずはあなたが心も社会的にも自立する事が大切。一人で輝ける人は、一人でいても二人でチームワークを組んでも、それぞれに素敵なもの。自立心と親密さのバランスが良いのですね。仕事上、東京の方がチャンスが多いと思うのなら、一人で東京で自立できるような仕事の手立てと実力磨きを考えてみてはいかがですか。彼がいるから東京に出よう というのは少し不安定ですね。将来、家庭を持っても何処の土地でも仕事がしっかり出来るような持ち運び自由の職務能力「ポータブル・キャリア」をしっかり身に付けることは独身も女性にとっては大切なことですね。
 
 ●仲直りしたいけど・・・
会社の親睦会の飲み会の席で先輩と仕事の事で議論になりました。それ以来その先輩と気まづくなり、本音で話す事が出来ないでいます。同じ職場なので以前のように仲良く仕事がしたいのですが、どういうふうに接したら良いでしょうか。
(Yさん・鹿児島県 24歳 コンサルタント)


仕事の事で議論をして、お互いに同意できなかった為にそのあとが気まずいという事ですね。まず仕事の議論には双方ともが同意、納得出来る共通点があります。それは会社が健全な利益を追求する為に良い仕事をする事。その為のプロセスで意見が合わなかったのです。人と意見が食い違った時はそこに捕らわれず、双方が納得いく共通の目的までさかのぼっていくと、また対話を再開させる事が出来るでしょう。ただ、今のところ気まずい気持ちがあるのなら、無理やりその話題に立ち戻る事もないでしょう。もう少しその気持ちが風化するまでお互い良い距離を保ち、その間、感情に取り込まれずプロとしてより良い仕事をする方向に力を注いではどうでしょうか。そのうちにその人間関係もきっと風通しが良くなって来るでしょう。
 
 ●転職の決心について
最近私は今と違う職業にひかれているのですが、どうしてもそちらに移る決心がありません。こんな時どうしたら良いのでしょうか。何かアドバイスがありましたら教えて下さい。(Sさん・東京都 35歳 PCインストラクター)

まず自分の心が惹かれている職業が見つけられた事がラッキーだと思います。おめでとう。でもそれが今までの仕事とは違うから戸惑っているのでしょうね。まして生活がかかっていたら安易に転職も出来ないでしょうしね。でもそこで諦めない事が肝心です。では段階を踏んでハッピー転職に持って行きましょう。30代半ばでは今の職場でもかなり経験を積み立場も与えられ期待されているかもしれません。それを捨てて(?)新しい分野に新人として入るのは勇気がいります。だから初心者として入ることを考えず、始めから今までの経験を生かしてそれにプラスアルファーの何かを備えて、ミッド・キャリアのプロとして胸を張って始められるように今から準備しましょう。
自分のひかれる職業について徹底的に研究する :どこが気に入っているのか、自分の思いのどの部分が満たされるのか、実際に雇用の可能性があるのか、その職種に従事している人で知り合いはいないか、そこではどういう特技や技術が重用されるのか、などなど。
自分の付加価値を増すためには何が必要か考える :漫然と言われた仕事を片付けていたのでは会社にとっては便利なジェネラリスト(一般職)になってしまいます。進みたい方向が見えたなら、今の仕事の中で少しでもそちらに近い分野を膨らませる事が出来るよう、自ら動いて能動的な仕事をすると今の仕事も既に次の仕事の1歩になります。その道の先には何があり、今のこの時点とどう繋げられるか、想像力の問題でもありますね。そして上記「ぐんだん」さん同様、自分の可能性にかけてみる、自分の能力向上に投資してみると生き方そのものが変ってきます。決心がつかない時は、無理をしないこと。でも諦めず夢と熱い思いは大空に向けて常に発信していることですね。水面下で色々準備をする必要があります。準備が整ったら決心は自然にやって来ます。その時には周りもしっかりサポートしてくれているでしょう。
 
 ●辞めるか辞めないか
私は就職に関してまだ甘いのかもしれませんが、三つの悩みを抱えています。
1.上司が自分の事を無視したり、自分に指導してくれません。お酒の席でも一つも声を掛けてくれません。ちょっとは気に掛けて欲しいのに。
2.結婚問題 遠距離恋愛をしていますが、彼女に遠いと責められています。地域的に大阪と東京になっています。もう何ヶ月も会っていません。
3.二十歳で仕事を転職しても良いのだろうか。
自分の部署は希望もしていないのにバンバン飛ばされる部署で、一ヶ月大阪、一ヶ月広島、というふうに、全然自分の落ち着ける場所がありません。もっと落ち着いた場所で、自分がやりたい仕事をやってみたいです。どのようにこの状況から抜け出せば良いでしょうか。教えて下さい。(ぐんだん・東京都 20歳 サービス業)


色々抱えている問題をしっかり3つに整理されているところが良いですね。ではひとつずつアドバイス。
1.自分に注目してくれない上司
他人が認めてくれない、自分を無視するという場合、まず自分に聞いてみます。自分が今の自分をしっかり認めているかどうか。自分が現状に自分に納得していれば他人の評価や対応はそれほど気にならないはず。それに、仕事場とはいえ、人には「うまが合う」とか「虫が好かない」という感情もあるのです。たまたまそういう相手が上司だっただけかもしれませんよ。まずは、自分をしっかり認めましょう。相手の反応や良い返事を期待せずにこちらから話し掛けてみるのも良いでしょう。
2.遠距離恋愛
結婚を前提としてお付き合いしているのに遠くに離れていて暫く会っていないのなら、お相手が不満を言うのもわかります。もっと近づいてもっと相手を知りたいと思うのは当然の事。でもとにかく近くにいれば、お互いを深く理解出来るとは限りません。それどころか、お互いの間のコミュニケーションがマンネリ化して生活会話(生活事務連絡)になってしまっては勿体無いと思います。できるだけお休みを二人で調節して会える時間を作ること、そして今はメールやファックスや電話を使ってお互いの思いを理解する為のクオリティータイム(質の高い時間)を作る というのはいかがですか。
3.20歳の転職
これからは終身就職ではなく、自分で道を切り開いて、中途で(何度も)転職をする人が多くなっていくでしょう。ただし、目先の条件の良し悪しで、合わないからとすぐ転職していたら、コマ切れでつなぎ合わせの職歴になってしまうし、あなたの付加価値は下がってしまいます。短くても3年位は一所にいた方が良いですね。そしてそこで学ぶ事を学び、卒業して(円満退職)次のステップに飛び出すというのは成長するキャリアアップの転職です。飽きっぽい性格からくる転職歴か、しっかりキャリアアップを考えた転職歴か面接をしてみるとすぐわかります。ただし会社の体質も考慮に入れてみましょう。独身で働きやすい若い人を研修を兼ねて一ヶ月単位であちこちに飛ばしているのかもしれません。先輩を見ればその延長上にどういう仕事が待っているか見えるでしょう。でも人を人材として生かしていない会社の体質なら早いうちに見切りをつける事も大切。それには自分をアピール出来る特技を磨き、自分の進みたい分野を研究し、情報を集め「そこが欲しい人材」に早くなるように研鑚すること。会社に勤めている間に自分にお金をかけて技術習得するのも有効です。
 
 ●これからの自分
前の仕事は土木設計でおもにCAD設計をして来ました。次の仕事もこれを生かした仕事をしたいのですが、業界自体が不景気だし、資格がないのですぐに決まるかどうか不安です。幅広い活動をしたらいいのか、特に絞って活動したらいいのか教えて下さい。(Yさん・山口県 26歳 無職)

あなたの年齢から言って、将来に広がりのある動き方が良いでしょうね。まず、自分の出来る事の延長に仕事探す、という従来の意識を、好きな事の延長に仕事を見つける、という考え方に変えてみましょう。ここではあなたが前職のCAD設計が好きであるという前提でお話します。それを生かして自分の専門性を磨いていくにはどうしたら良いでしょう。資格が必要ですか?それなら仕事をしながら自分に学資投資をし、必要な技術を学び、資格を手にしましょう。私は資格至上主義者ではありませんが、外に向かって自分の実力をアピールするには資格は手っ取り早い手段である事も知っています。業界が不景気、とありました。どんなに不景気になっても 或いはリストラが始まったそんな時でさえ、必要とされる人材は常に求められているのです。要は、時代の変遷や、不況に強いキャリアを構築すればよいのです。仕事、専門性、前向きな姿勢、明るく元気なやる気、若さゆえの未知数を感じさせるもの、はきはきとした応答、周りに振り回されない誠実な心、そういうものが、その人に道を開かせて行くものです。試しに自分の5年後、10年後の姿を細かく想像してみて下さい。そういう想いを描ける人を大志のある人と言います。アメリカでは大志を描ける力をその人材のエネルギーレベルとして評価する上司がいました。社会の変遷にも強いキャリアは、専門性と柔軟性、そしてどの仕事であってもプロ意識で当たれる事によって作られていくでしょう。プロ意識というと、それでお金を貰える事、と勘違いする人がいます。プロ意識とはその仕事に誇りを持って、仕事を通して人間性を成長させていける、そういうものです。そう考えると世の中に主婦のプロ、母親のプロとして誇りを持っている人がもっと増えて欲しいですね。
 
 ●家族でやっているのですが・・・
現在、自分は家族で仕事をやっているのですが、父とどうも上手くやって行けません。何とか、やって行こうとは考えているのですが。又、自分の仕事ぶりが悪いというのも原因かもしれません。上手く打ち解けていく方法等がありましたらアドバイスをお願いします。(Kさん・茨城県26歳 自営業)

家族や親子で同業というのは仕事とプライベートをきっちり分ける事が難しい、その為に問題が複雑になるのだと思います。仕事に関しては感情や主観ではなく、客観的に物を見る事が大切です。ところが親子ではそこが難しいところなのですね。どうしても甘えが出たり、昔からの親子の関係性を引きずってしまうからです。父親の顔、創業者(又は社長)の顔、息子の顔、社員、部下の顔がごちゃごちゃになってはいませんか?話をする前に、今は主任という立場で仕事の話をするのか、スタッフとしての意見なのか、又は息子(娘)として話すのか、まず自分が今かぶっている“帽子”(立場)が何であるかをきちんと明確にしてから切り出すと良いと思います。ですから、これからは仕事の話をする時は、話し方もきちんと改めプロとして甘えの入らない形にして下さい。めりはりのあるプロフェッショナルな意識で仕事をすれば、効率も成果も、そして相手の信頼度もアップするでしょう。又、親が社長、創業者の場合、息子の成長が嬉しい反面、経営者としての世代交代に少し未練が出て来るものです。特に若い世代がITなどを駆使して事業内容を今風に変えようと提案すると、今までの古いやり方を全て否定されたように感じ、必要以上に反発、反感を買う場合もあります。あくまでも今までの社長のやり方を認め、肯定し、そこから吸収するところをしっかり学びながら、若い感覚で、今のトレンドを仕事に無理なく取り入れる工夫が大切。
 
 ●フリーで働きたい
先日会社を辞めたのをきっかけに、以前から憧れていたSOHOでホームページ作成などの仕事に就きたいと考えていますが、まだまだ未熟ですぐには生活に結びつきません。SOHOなど、会社に属さずフリーの立場で働くには、どのように始めて行ったら良いかアドバイスをお願い致します。 (Aさん・埼玉県 28歳無職)

何か自分のやりたい事が見つかって会社勤めを辞めたのですね。まずはその決断と勇気に乾杯。SOHO(自宅で始める小さなオフィス)は会社を離れて仕事をする人の選択肢として増えていくでしょう。特に結婚、子育てと人生上のイベントを携えて仕事をする女性には自分の時間を自分で組み立てられる自由さがとても便利ですね。さて、したい事、方向性が見つかったらますその業種、業界をしっかり研究し、成功事例と市場のニーズをチェックしましょう。その道で自立、成功するにはどんな能力、スペシャリティー(専門性)、条件が必要なのか。既存するスクールでその道の現在のトレンドを一気に学習するのも一手でしょう。又、その業界雑誌を研究し、どこの誰が今注目されているのか、何故なのかを自分なりに分析するのも有効です。もし、その分野に協会や研修グループがあるなら、そのメンバーになって常に新しい情報を入手できるようにするのも大切です。フリーで成功するには相当実力が必要です。大きな後ろだてやシステムではなく単独で実績を重ねていく訳で、口コミで仕事を取っていくとしたら、何よりその分野での知名度が必要です。ですから、急にフリーランスで独立するという考え方以外に、その業界に、例えば派遣社員としてつなぎの間、実際働いてみるのも手です。そうすればその業界の雰囲気、業界では常識と言われている情報、知恵などが体得できるからです。ついでにその方向に本当に自分が長い間、関わっていくだけのイキイキワクワクする情熱があるのかもチェック出来ますから。まずは、始めの一歩でも大きな夢と志を持って自分に自信を持って歩み出してください。
 
 ●人間関係が難しい・・・
会社でイヤな上司がいて、とても辛くて辞めました。人間関係がとても辛いのですが、どう付き合っていけば良いのでしょうか。(Yさん・東京都 28歳無職)

職場での人間関係はとても重要です。いくら仕事が好きでも条件が良くても人間関係に疲れたら明るく仕事が出来ませんね。疲れきってしまう前に辞めたのは正解だったかもしれません。でも今後の為に人間関係がスムーズに行くようにしたいものですね。実はいやな人に目の前から消えてもらう事は出来なくても、イヤな人が気にならないようなそういう自分の心の状態を作る事は可能です。それには自分が自分といて楽しいという状態を作る事、つまり周りの人を気にせず「一人遊び」が楽しい人になる事です。自己反省や、自信喪失のあなたと供にいると疲れるでしょ。そして、自分を元気にしてくれる友達、活動、趣味、住まい方を見つけます。義理やしがらみの人間関係をすっきりさせ、毎日の生活の中に小さな楽しみを見つけようとするだけで、その人の感じ方やイメージが変わってきます。そして、まわりの人や物事が前ほど気にならなくなっている自分に気づくでしょう。まず試してみてください。
 
 ●自分に向いている仕事って?
私は今、どんな仕事が自分にむいているかわかりません。キャリアもあまりない私がどういうふうに自分の仕事を探したらよいのでしょうか。(Sさん・香川県 24歳OL)

これからのキャリアは「何が好きか」「何がしたいのか」で決めていきます。今までのように「何が出来るか」「何が良いか」ではないのですね。考えすぎても出てきません。まず行動を始めましょう。あなたの興味はどこにありますか?ファッション?IT関連?サービス業?飲食関係?旅行?できれば自分の関心のあるところに職を得た方が、そこで見聞きするもので楽しく自分の世界を広げていけるでしょう。まず、自分が何が好きか、それから考えてみましょう。それに関連する仕事につけたら“努力”など必要なく、自分の実力が伸びていくものです。銀行で事務をしていた女性は、金融は自分の興味の対象でない事に気づき、好きな事を探しました。好きなのはファッション、得意な英語を生かして外資系のアパレルメーカーに秘書とし採用されました。同じ事務なのに対象物に興味があれば仕事が楽しくなるのです。
 
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